イオンカード(イオンクレジット)の過払い金返還率と返還される期間
イオンクレジットが発行するイオンカードなどのクレジットカードでキャッシングをしたことがある、または、消費者金融で借り入れをしたことがある方は、貸金業者に払いすぎた利息(過払い金)が発生している可能性があります。
また、クレジットカードでキャッシング、消費者金融で借り入れをリボ払いにしていると過払い金が発生している可能性があります。
しかし、過払い金請求は、
- いつ・いくら借りたか
- 自分でやるか
- 司法書士や弁護士に依頼するか
- 過払い金請求の裁判をするか・しないか
によって、過払い金請求ができるかできないか、取り戻せる額も大きく変わってくるので、過払い金請求について正しく理解する必要があります。
もし、イオンカードの過払い金を自分で請求しようと考えている場合は、自分で請求をする前に、過払い金請求に長けている司法書士や弁護士の無料相談を活用しましょう。
イオンカードに過払い金請求ができる条件
イオンカードで過払い金が発生している条件は以下の通りです。
2007年(平成19年)3月11日よりも前からイオンカードでキャッシングをしている方
イオンクレジットは2007年(平成19年)3月11日以降の新規ご利用分から利息制限法に定める上限金利内まで利息を引き下げました。それまでは法律で定められた以上の利息を設定していたので、2007年(平成19年)3月11日よりも前からイオンカードでキャッシングをしていた人には過払い金が発生します。
なお、ショッピングの利用には過払い金は発生しません。
クレジットカードのキャッシングには利息がつきますが、ショッピングの利用は立替金という扱いになるので、分割払いの分割手数料は発生しますが利息はつきません。
過払い金とは払いすぎた利息のことです。そもそも利息がつかないので過払い金は発生しないというわけです。
また、関連企業にイオン銀行がありますが、イオン銀行では過払い金は発生しません。イオン銀行は法定利息内で貸付けをおこなっているからです。
イオンカードの過払い金がいくらあるか調べる方法
イオンカードの過払い金がいくらあるかは、借り入れ金額、返済期間などにより人それぞれなので、一概にいくらとはいえません。
イオンカードの過払い金がいくらあるか計算するにはイオンクレジットサービスから取引履歴を取り寄せて引き直し計算をすればわかります。
個人で取引履歴を取り寄せて計算することもできますが、イオンの取引履歴の開示請求には時間がかかります。手っ取り早くイオンの過払い金がいくらあるか知りたい方は、杉山事務所などの過払い金請求に強い事務所に連絡してみましょう。
過払い金請求の時効に注意「イオンに完済してから10年で時効」
過払い金はいつまでも取り戻せるわけではありません。過払い金請求は完済してから10年で時効を迎え、取り戻せなくなってしまいます。
過去にイオンカードでキャッシングを繰り返していて、いつ完済したかわからない、うろ覚えだという方は、取り急ぎ過払い金があるかどうか調査してみることをおすすめします。
イオンカードの過払い金の返還率と返還期間
話し合いで和解した場合(任意交渉)
返還までの期間
約6ヶ月~
返還率
約70%~
裁判をした場合
返還までの期間
約7ヶ月~
返還率
100%+α(利息)
※返還率…発生した過払い金に対して返ってくる金額の割合
※返還期間…過払い金請求にかかる期間
※+α(利息)…過払い金発生時から年5%の利息を付けて回収
※上記の返還率や返還期間はあくまで目安です。借入の返済状況やイオンの経営状況によってかわります。
過払い金請求には2通りの方法があります。話し合いによる交渉(任意交渉)で解決する方法と、裁判をおこして交渉する方法です。
一般的に話し合いで交渉した場合、取り戻せる過払い金の金額は少なくなりますが、返還までの期日が早まります。
より多くの過払い金を取り戻したいなら裁判を起こして交渉します。イオンの場合、裁判をしても判決が出るまで争うということはほとんどなく、大多数のケースでは裁判外で交渉して和解が成立し、裁判は取下げとなります。
イオンクレジットは全国に店舗を展開するイオングループなので資金力があり、過払い金請求に対しても比較的柔軟な対応ですが、取引履歴の開示に時間がかかります。
また、和解した後も入金までが遅いので、全体的にイオンの過払い金請求は長い期間がかかることが特徴です。裁判をしてもしなくても返還までの期間があまり変わらないため、過払い利息が高額になるケースなどでは、裁判をご提案します。
裁判をするといっても、司法書士が代理人となってすべてをおこないます。依頼者様はお待ちいただくただくだけで、手間がかかることは何もありませんのでご安心ください。
イオンから過払い金が戻ってくるまでの流れ
イオンに過払い金請求する流れをおおまかにご説明します。
- 1【1】お問い合せ・無料相談
- 2【2】過払い金の無料調査 開始(イオンに受任通知の発送・取引履歴の取り寄せ)
- 3【3】過払い金調査結果の報告(引き直し計算)
- 4【4】イオンに過払い金請求 開始(過払い金返還請求書・引き直し計算書送付)
- 5【5】話し合いで交渉・または裁判
- 6【6】過払い金の返還(入金)
お問い合せ・無料相談
まずは通話料無料のフリーダイヤルかメールで無料相談をお申込みください。過払い金の調査だけでも無料です。現在・過去の借り入れのご状況を詳しくお伺いし、過払い金があるかどうか、いくらくらいあるかをお調べします。
過払い金の有無が判明したら、過払い金請求の方法や今後の流れなどをご説明し、依頼者様の希望にそって最適な解決策をご提案させていただきます。
過払い金の無料調査 開始(イオンに受任通知の発送・取引履歴の取り寄せ)
ご納得いただき、正式にご依頼いただいたあとは、司法書士が介入したことを知らせる受任通知をイオンに発送します。イオンに返済中の方は、一旦イオンへの返済がストップします。
同時にイオンに取引履歴の開示請求をします。取引履歴とは、これまでイオンから「いくら借りて、いくらの利息がついていて、いくら返済しているか」という履歴のすべてを記録した書類のことです。過払い金の計算をするには取引履歴が必要です。
イオンは他の貸金業者と比べて取引履歴の開示に時間がかかります。はやい貸金業者では1,2週間で送られてきますが、イオンは2ヶ月ほどかかるケースもあります。
過払い金調査結果の報告(引き直し計算)
イオンから取引履歴が送られてきたら法定利息にのっとって利息の引き直し計算をします。引き直し計算によって正確な過払い金の額が算出できます。
イオンは取引履歴の開示請求をした時点で、引き直し計算されたものが送られてきます。ただし、過払い金に付される5%の利息は付けずに計算されているため、再度計算することになります。
もしイオンに過払い金がなかった場合、または取り戻せなかった場合、費用は一切いただいておりませんのでご安心ください。
イオンに過払い金請求 開始(過払い金返還請求書・引き直し計算書送付)
取引履歴をもとに引き直し計算をして正確な過払い金の額がわかったら、過払い金返還請求書を作成し、引き直し計算書と一緒にイオンに送付します。
話し合いで交渉(任意交渉)、または裁判
過払い金返還請求書を送ったあとは、イオンの担当者と電話で交渉します。強制ではなく任意の話し合いなので任意交渉と呼ばれます。
イオンから返還額と返還期日の和解案が提示されるので、それにご納得いただければ和解書にサインをして解決です。
提示された金額や返還期日にご納得いかなければ、裁判をおこしてさらに交渉します。発生している過払い金の満額近くまで取り戻したい場合は裁判となります。
依頼者様のご希望をおうかがいしながら手続きを進めていきます。
過払い金の返還・入金
任意交渉か裁判のどちらかで和解が成立したあとは、まずイオンから依頼した先の事務所に入金されます。そこから成功報酬を差し引いて、依頼者様の口座に入金となります。
イオンカードに過払い金請求する注意点
イオンカードでショッピングの支払いが残っていないか確認
イオンカードでショッピングの支払いが残っていた場合は発生している過払い金と相殺されるので、手元に戻ってくる過払い金が減ります。
過払い金で相殺できればいいのですが、ショッピングの支払い残高のほうが過払い金よりも多かった場合は信用情報に影響します。いわゆる「ブラックリストに載る」といわれるものです。
イオンカードで過払い金請求をする前に、ショッピングの支払いが残っていないか確認してください。
ブラックリストが心配な方は、手続きを進める前に過払い金がいくら発生しているか調査してから判断することもできます。
イオンカードは解約扱いになり、使えなくなる
イオンに過払い金請求すると、イオンカードは解約扱いとなり、使えなくなります。イオンカードを公共料金の引き落としなどに利用している場合は事前に引き落とし方法を変更しておきましょう。
イオンに完済したあとに過払い金請求した場合、手続きが終わったあとにあらためて申し込みができます。再審査の上、問題なければまたカードをつくれる可能性があります。詳細はイオンクレジットに直接お問い合わせください。
イオン銀行にも借り入れがある場合
イオンクレジットは、イオン銀行のカードローンの保証会社になっている場合があります。保証会社は、借りた本人が払えなくなった際に代わりに返済(代位弁済)する役割をもっています。イオン銀行に返済中の借り入れがあった場合、イオンクレジットの過払い金と差し引きするような措置をとられるケースもあります。
イオン銀行にも借り入れが残っていて、イオンカードの過払い金請求をする場合は注意が必要です。
イオンカードの会社概要
イオンのマスコットキャラクター、WAONでお馴染みのイオンカードは、流通系大手イオングループの子会社、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカードです。
イオンフィナンシャル株式会社が誕生したのは1981年、大手スーパーのジャスコ(現ːイオン)の子会社として「日本クレジットサービス株式会社」が設立されたのがはじまりです。
1988年ビザ・ジャパン協会(VJA)との提携により「ジャスコVISAカード」を発行し、後に「ジャスコマスターカード」・「ジャスコJCBカード」も順次に発行開始しました。
1994年には「イオンクレジットサービス株式会社」に社名変更し、2000年には「イオンカード」を発行、その3年後には業界初となる年会費無料の「イオンゴールドカード」を発行しています。
当時イオンゴールドカードは、国内・海外旅行保険(最大3000万)、ショッピングセーフティ保険などの特典がついていたため多くの消費者から注目をあつめました。
2012年には、小売業と金融業が融合した総合金融グループ構築などの目的でイオングループが事業再編をおこなったことをきっかけに、イオンクレジットサービスはイオン銀行を完全子会社化。
その際に、イオンクレジットサービスがおこなっていたクレジットカード事業などをイオン銀行に承継する会社分割をおこない、債権回収部門等の事業を「新イオンクレジットサービス株式会社」に譲渡しました。
旧イオンクレジットサービスは、銀行持株会社体制へ移行すると同時に社名を「イオンフィナンシャルサービス株式会社」に社名変更。
現在は総合金融事業を主なサービスとし、保険サービス事業、海外事業などをおこなっており、海外事業ではカード会員数の拡大の目的で1987年に香港で事業を開始して以来、香港・タイ・マレーシアで上場を果たしています。
他にも11カ国で事業展開し、経営は安定していますので過払い金請求にも柔軟に対応してくれます。
しかし、過払い金には時効があるので、イオンカードに過払い金の心あたりがある方はなるべく早めに過払い金請求をしましょう。
